ポルトガル旅行記◆ナザレからオビドスへ(7月10日)
2009年11月6日 日常ナザレの市場を見たり、路地をうろついたり、大西洋に再びつかってみたりした後でオビドスへ向かう。バスは前回と同じくRE社。乗り場は到着時と同じ所。
時刻表をプリントアウトしておいたので、それを見せながら「**分発のオビドス行き1枚」とオーダー。するとチケット売り場のおじさんが何やらポルトガル語で言っている。彼は英語がまったく出来ないようだが、その身振りからして直行バスは無いと言っているようだ。時刻表によればそんなことはないのだが、時刻表の内容が変わることもあるだろうと、とりあえずカルダスライーニャまで行く切符を購入しバス停で待つ。カルダスライーニャからちょうど良い時間のバスがあればそれに乗るし、ダメそうだったらタクシーで行けばよいのだ。ネットで調べた事前情報によればタクシーで10~15€ほどらしい。そのくらいだったら許容範囲だ。
バス停でぼんやりしている私があまりに暇そうだったのか、となりに座っていたやたらに髭の濃いポルトガル人が一冊雑誌を貸してくれた。当然内容はさっぱりだが、マイケルジャクソンについての特集が組まれていた。なお、雑誌にはポルトガルテイストのマツケン&杉本あやカップルが写っており、ちょっとおもしろかった。
雑誌も読み終えてしまい、せっかくなので髭と話すことにする。実は後々かれに大変お世話になることになったのだ。この場で彼と話すことにした私は実についていたと言える。
彼はアレクサンドという名のブラガ在住35歳で、ややセクハラ気味ではあるが本当に親切な良い人であった。彼がいなかったらオビドスに無事にたどり着けたかどうか。
アレクサンドと片言の英語と指差し会話帳で日本とポルトガルのこと、お互いのことなどを一時間以上しゃべる。ついでに近くのおばあさんも巻き込んでアレクサンドを通訳にしゃべる。ポルトガル人の二人は私を相当に若いと思ったらしく、一人旅だという話をしたら大層心配された。
ひとしきり話し終えたところでアレクサンドに切符を見せて、オビドスに行きたいのだがこれで問題ないか、と聞くとアレクサンドが切符売場のおじさんのところに行き、何か交渉しはじめた。どうやらカルダスライーニャ乗継(乗換なしでそのままオビドスに行ける)バスがあるらしく、切符をそれにかえてあげて欲しいと交渉してくれているようだ。このおじさんはポルトガルであった人のなかで唯一不親切なヤツで、アレクサンドの依頼も聞き入れず「だったら運転手に言え」と言い放った(と思う、ポル語は分からないので予想です)。むかつくヤツだ。
不安そうな私に「とにかくノープロブレム、自分がちゃんとバスに乗せてあげる。何も心配はいらない」と繰り返し、彼が乗るべくバスをパスしてまでわたしに付き合ってくれた。
結局、バスの運転手さんと交渉の末(これもかなり大変でアレクサンドが切符売場とバスの間を何度も走って交渉してくれた)、差額を払うことで乗換なしにオビドスに行けることになった。アレクサンドとはここでお別れし、最後にお礼に頬にキスをするよう依頼されたが丁重にお断りした。それとこれとは話が別なのだ。
バスの中でも運転手さん、周りのお客さんのみんな親切で、私のチケットを見てはどうしたら良いのか、大騒ぎしながら代わる代わる教えてくれた。
なんでこんなに親切なんだろうと、なぜかちょっと泣きそうになった。
バスに乗ること一時間と少し、無事にオビドスに到着。
時刻表をプリントアウトしておいたので、それを見せながら「**分発のオビドス行き1枚」とオーダー。するとチケット売り場のおじさんが何やらポルトガル語で言っている。彼は英語がまったく出来ないようだが、その身振りからして直行バスは無いと言っているようだ。時刻表によればそんなことはないのだが、時刻表の内容が変わることもあるだろうと、とりあえずカルダスライーニャまで行く切符を購入しバス停で待つ。カルダスライーニャからちょうど良い時間のバスがあればそれに乗るし、ダメそうだったらタクシーで行けばよいのだ。ネットで調べた事前情報によればタクシーで10~15€ほどらしい。そのくらいだったら許容範囲だ。
バス停でぼんやりしている私があまりに暇そうだったのか、となりに座っていたやたらに髭の濃いポルトガル人が一冊雑誌を貸してくれた。当然内容はさっぱりだが、マイケルジャクソンについての特集が組まれていた。なお、雑誌にはポルトガルテイストのマツケン&杉本あやカップルが写っており、ちょっとおもしろかった。
雑誌も読み終えてしまい、せっかくなので髭と話すことにする。実は後々かれに大変お世話になることになったのだ。この場で彼と話すことにした私は実についていたと言える。
彼はアレクサンドという名のブラガ在住35歳で、ややセクハラ気味ではあるが本当に親切な良い人であった。彼がいなかったらオビドスに無事にたどり着けたかどうか。
アレクサンドと片言の英語と指差し会話帳で日本とポルトガルのこと、お互いのことなどを一時間以上しゃべる。ついでに近くのおばあさんも巻き込んでアレクサンドを通訳にしゃべる。ポルトガル人の二人は私を相当に若いと思ったらしく、一人旅だという話をしたら大層心配された。
ひとしきり話し終えたところでアレクサンドに切符を見せて、オビドスに行きたいのだがこれで問題ないか、と聞くとアレクサンドが切符売場のおじさんのところに行き、何か交渉しはじめた。どうやらカルダスライーニャ乗継(乗換なしでそのままオビドスに行ける)バスがあるらしく、切符をそれにかえてあげて欲しいと交渉してくれているようだ。このおじさんはポルトガルであった人のなかで唯一不親切なヤツで、アレクサンドの依頼も聞き入れず「だったら運転手に言え」と言い放った(と思う、ポル語は分からないので予想です)。むかつくヤツだ。
不安そうな私に「とにかくノープロブレム、自分がちゃんとバスに乗せてあげる。何も心配はいらない」と繰り返し、彼が乗るべくバスをパスしてまでわたしに付き合ってくれた。
結局、バスの運転手さんと交渉の末(これもかなり大変でアレクサンドが切符売場とバスの間を何度も走って交渉してくれた)、差額を払うことで乗換なしにオビドスに行けることになった。アレクサンドとはここでお別れし、最後にお礼に頬にキスをするよう依頼されたが丁重にお断りした。それとこれとは話が別なのだ。
バスの中でも運転手さん、周りのお客さんのみんな親切で、私のチケットを見てはどうしたら良いのか、大騒ぎしながら代わる代わる教えてくれた。
なんでこんなに親切なんだろうと、なぜかちょっと泣きそうになった。
バスに乗ること一時間と少し、無事にオビドスに到着。
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