ポルトガルでお友達になったイケメンバックパッカー君について少々。

半日しか一緒にいなかったけれど、すごく素敵な人で彼のおかげでポルトガル旅行が一層楽しくなったことは間違いありません。

色が浅黒くて、大きな目に通った鼻筋、長い手足に細マッチョ(予想)。もやしっ子を愛するという稀有な好みの持ち主である綿素材のタイプではありませんが、世間一般から見て文句なくイケメンでしょう。おまけにオサレさんで、英語がペラペラ。出身は東京の高級住宅地。日本人離れした外見だと思っていたけど、話を聞いているとなんとハーフでした。

自信満々で調子に乗った輩が大嫌いな綿素材ですら、この人ならば調子に乗るのを認めざるを得ません。

なのに、なのにです。
内面が実にヘナチョコ。優しくて涙もろくて臆病でやや人見知り、そして極度の方向音痴、うーん最高です。話し方もおっとりスローペースで何とも可愛らしい。

海を見ながら何時間も話したあと、彼の借りた宿で彼の作ったパスタを一緒に食べました。彼はお料理まででき、しかも盛り付けもうまい。食べ方もそこらの女の子(自分含めて)よりよっぽどキレイ。自分もそれなりにマナー等は身につけていると思っていたけど、いやはやまったく敵いません。どこまで素敵男子なの。

帰りは綿素材の泊まっている安宿まで送ってくれて、その道中満月にまつわる何だか不思議に可愛い話を聞かせてくれたり。夜中まで二人でいましたが、もちろん何もなく、最後まで紳士で素敵男子な彼なのでした。まあこれは相手が私だからかもしれないけどね。

オトメちゃん目線で好きになったかどうかは定かではないですが、好意を抱いたことは確か。たぶん彼は秋が深まった頃にしか帰国しないのでそれまで無事に楽しく旅を続けてくれることをひそかに祈ります。

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