12月3日 ダリー

2006年12月3日
ダリ回顧展@上野の森美術館に行って参りました。同行はムタさん。かなり混んでいてよく見えないせいか、私に芸術を理解する脳が足りないせいか、感想は「ほうほう」としか言えません。決してつまらないわけではないのですが。でもダリ自身が、私の絵を理解してもらおうと思わない、私自身が理解していないのに・・・的なことを言っていたようなので、何だかわからないけど何かすごいし面白い気がするという感想でいい気がしました。芸術に解釈は不要です。凡人は漫然とそれを受け止めればよいのです。絵はもちろんのこと、絵のタイトルが変態的で異常でした。覚えているのは「日食と野菜の浸透」というタイトル。ありふれた3つの単語(日食はそうありふれた日常語ではないかもしれません)ですがまさか彼等自身も自分達がこう組み合わされるとは思っていなかったことでしょう。この言い回しがダリ特異のものなのか、スペインでは一般的な言い回しなのか、はたまた翻訳者を通したが為の奇異さなのかは定かではありませんが。
どうでもいいですが館内に結構小さなこどもがいました。基本、子ども達は退屈そうにしていましたが、小学校低学年と思しき男児が説明を聞きながら熱心に絵を見てまわっているのを見かけました。非常に余計なお世話ですが、ひっそりとその子の将来を案じました。

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